こんにちは。リゾートウォーカーです。
私の知人は、新卒で就職した企業でうつ病になり、退職。
実家でニート状態だった彼はリゾートバイトで社会復帰、その後自身のビジネスを起こし、現在は国内外を飛び回る生活をしています。
また、
当サイトをきっかけに、
ニート状態からリゾートバイトに応募された方が2人いらっしゃいます。
そこで本記事では、
ニートから脱すべくリゾートバイトや住み込みアルバイトを考えている方に向けて、
リゾートバイトの実態や自分に合った職探し方について考えていきます。
ニートから脱出して、そろそろ社会復帰したい…
ニート状態になっている家族が心配…
そんな方々にとって少しでも参考にあれば幸いです。
◇◇◇
- いつかはニート状態から抜け出したいと思っている
- 今すぐかどうかわからないけど、とりあえず情報収集したい
- すぐにでもニート状態から出たいと思っている
- 今の自分を変えたい
- 住んでいる地域よりも、違う場所もいいかもしれない。
一口に「ニート」といっても、その状況や思いは様々だと思います。
そして。
どんな人も、
「悩みの状況」に、「ハマりこんで」いると、解決策は見出しにくいもの。
そこで客観的になるために、ニートに関する調査を見てみましょう。
厚生労働省等によるニートに関する実態調査
厚生労働省 職業能力開発局によると
ニートになる理由としては、
- 探したが見つからなかったから
- 希望する仕事がありそうにないから
- 病気やケガのため
- 知識や能力に自信がないから
- 急いで就業する必要がないから
最終学歴は
- 中卒…68%
- 高卒…25%
- 大卒…6%
となっています。
また、厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」によると、
ニート状態の期間は、
- 1年以下…41.1%
- 1年超~2年以下…13.2%
- 2年超~3年以下…7.7%
- 3年超~5年以下…6.5%
- 5年超…11.5%
- 無回答…20.1%
対人関係が苦手かどうかは、
- 該当する…68.9%
- 該当しない…28.4%
学校でのいじめについては、
- 経験あり…55.0%
- 経験なし…40.7%
出身家庭の経済状況については
- 余裕がある…3.3%
- やや余裕がある…10.8%
- ふつう…47.1%
- やや苦しい…28%
- 非常に苦しい…8.9%
就業経験については、
- 過去に連続1か月以上就労した経験がある…79%
- 就労回数…平均2.6回
就職活動については、
- ハローワークに通ったことがある…75.8%
- 実際に面接を受けた経験あり…64.8%
引きこもりの経験がある…49.5%(※)
精神科または心療内科を受診した経験がある…49.5%(※)
※たまたま同率ですが、必ずしも引きこもりの経験者=受診経験者というわけではありません。
厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」:
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/dl/h0628-1b.pdf
上記調査研究では、その他様々な調査結果が公表されていますが、主なものだけ抜粋してみました。
こういったデータをどう感じるでしょうか?
私が解釈を加えてミスリードになってもいけませんので、ここではデータの紹介のみにとどめたいと思います。
それではニートの状態からリゾートバイト・住み込みアルバイトへチャレンジの可能性について考えてみましょう。
まずは、リゾートバイト・住み込みアルバイトの予備知識から。
リゾートバイト・住み込みアルバイト、最近の情勢
リゾート地・観光地は人手不足。リゾートバイトスタッフは重宝される
最近リゾート地・観光地は、訪日外国人観光客が急増していることもあり活況。
一方で、日本全体で労働力不足の傾向が鮮明になってきました。特に地方が深刻。
- ホテル、旅館のフロント、客室係・仲居、裏方、予約係
- 各レストラン、売店なども、
- スキー場やレジャー施設
- フェリー乗り場、観光案内所
- 海の家、マリンショップも、
どこも人手が足りない状態。
こうしてメディア運営をしている筆者も通常業務の傍ら、夏休みなど繁忙期にはどこかの手伝いたいと思っています。
外国人観光客が急増しているという面では、少しでも英語等ができる人はまた重宝されます。
語学力・留学経験を生かせるリゾートバイトはこちらが詳しいです。
(筆者は英語・中国語を勉強中です。いずれは…!)
リゾートバイトは今も20~30代を中心ながら、40代以上の方々も活躍している
リゾートバイトは
- リゾート地に行けて旅行気分を味わえる、
- 住み込みで生活費を浮かせながら働けるのでお金をためやすい、
- 出会いもある
ということで、従来から20、30代を中心に人気となっています。
多いのは大学生・フリーターの皆さん。
今も、20代のリゾートバイトスタッフが多いことに変わりはありませんが、
最近の雇用情勢を反映してか、実際に行ってみれば40代以上も多いんです。
また、自由な働き方をしている人も増えてきているためでもあるのでしょう。
リゾートバイト + ウェブライター
リゾートバイト + グラフィックデザイナー
リゾートバイト + ホームページ制作
という働き方をする方々も。
そして、なかには年中、全国のリゾートバイトを渡り歩く、エキスパートな方もいます。
リゾートバイト多様な生き方はこちらで考察しています。
そして。
最近では、
50代、60代はもちろん、なかには70代(!)のリゾートアルバイターもいらっしゃいます。
ただし、リゾートバイト・住み込みアルバイトは過酷なことも
しかし、リゾートバイト・住み込みアルバイトは良いことだけではなく、労働環境が過酷だったり人間関係に苦しみ途中で帰ってきてしまう人もいます。
ニート状態が長かったりすると、今一度社会に出るというのは勇気がいる、または怖さを感じる人もいるでしょう。
「気が進まない」
「怖い」
という感情は、人間にとってセンサーのようなもの。
あまりに恐怖が勝っている場合は、まだ無理をしてニートから脱出する時期にないかもしれませんし、
気が進まない感じがあっても「そろそろだ」「もう、出たい」という感覚に従うか…
あえて、リゾートバイトという環境に身をおいてしまえば上手くいってしまうかもしませんし、
万が一、リゾートバイトを途中で辞めなければならないとしたら。
リゾートバイトを途中で辞めることについてはこちらで考察しています。
リゾートバイト・住み込みアルバイトのハードルは、以前よりは下がっている
リゾートバイト・住み込みアルバイトは、以前は、リゾート地の宿泊施設やレジャー施設に自分で問い合わせて自分一人で働き始めるまでの全てをやらなければなりませんでした。
最近ではリゾートバイト・住み込みアルバイト専門の派遣会社が増え、そのサポートも充実してきました。
応募から採用、働き始め、そして大手派遣会社の中には、働いている最中も、相談にのってくれる会社もあります。
見知らぬ土地で、初めてのリゾートバイト・住み込みアルバイトでも、始めるのに抵抗が少なくなりました。
最近のリゾートバイトは個室寮が増えている
リゾートバイト・住み込みアルバイトといえば、相部屋寮のイメージが強いかもしれませんが、最近は7割以上が個室寮の求人になってきています。
なかでもアルファリゾートの求人では、9割が個室寮です。
アルファリゾートは旅館・ホテルの求人が多く時給が高く、女性スタッフが多いのが特徴。
脱ニートからリゾートバイトへのチャレンジするために考えたいこと
そのチャレンジは人生の転機になる可能性
冒頭で紹介した私の友人のように、脱ニートからのチャレンジも十分可能だと思います。
彼はリゾートバイトでためたお金をもとに起業し、いまも順調に暮らしています。
まさに人生の転機でした。
うまくいけば一生の思い出。第2の故郷ができる…
リゾートバイトは良い噂通りの良い経験にできます。
(もちろん苦労もあります。でも、その苦労が後から振り返って「良い経験だった」と思える、という意味です。きっと、今ニートの状態にあることだって…)
そして、気に入ったリゾート地に移住してそこで暮らすことだってできます。
広島から沖縄にリゾートバイトにいって、沖縄で「お好み焼きの移動販売」を始めた女性のお話は参考なるかもしれません。
沖縄リゾートバイトは後に「お好み焼きの移動販売」を始めた話:https://hataraku.com/more/interview/ikeda.php
脱ニートの難しさを等身大でとらえる
ニートをしていると、以前は普通に出来ていたことが「おっくう」に感じる、かもしれません。
応募の電話や面接、緊張するようなことは、そもそも誰だってしたくないもの。
それをしなくて良い環境にずっと居たとしたら、初めて仕事を始める時よりも抵抗が生まれたり緊張してしまうものです。
ニートから脱することは簡単ではないとは思います。
ですが、決してできないことでもないと思います。
あなたなら今、何から始めるでしょうか…?
人は現状を大きくとらえがち。問題を大きくしてしまうもの。
これは太古から人が身につけてきた本能。人は怖がりだからこそ、生き延びてこられたそうです。
猛獣からも、災害からも逃れてきた。
恐怖があったから、私たちの祖先は、子孫を生むまで一度も死なずにここまできました
私たちは、ニートであってもなくても、恐怖を過剰に感じるようにできている。
脱ニートを悲観的にとらえすぎても、楽観的にとらえすぎても良くないでしょう。
過大評価も過小評価もしない、“等身大”でとらえられれば、と思います。
脱ニートからでも、抵抗の少ないリゾートバイトを選ぶ
リゾートバイトで気になることはたくさんあると思います。
- 仕事はやっていけるか、残業はどうか
- 住み込みする寮はどんな感じか、寮の周辺環境は
- 職場の人間関係はどうか…
こういった現場の細かい情報を押さえている派遣会社を選ぶことだと思います。
中にはリゾートバイト先まで常時訪問し、スタッフが快適に働けているかチェックしている派遣会社も、ごく少ないですがあります。
大手のリゾートバイト派遣会社では、1000~2000件、またはそれ以上の求人を常時抱えています。
派遣会社にはコーディネーターがいて、
応募のあったスタッフの経歴や希望に応じて、求人をマッチングさせます。
ニートのこともできればコーディネーターに伝えて
コーディネーターに仕事の希望、人間関係はどんなところが良いか、希望を伝えると、それに応じた求人を紹介してくれます。
ニートという言葉を使わなくても良いと思いますが、
できれば、働いていない期間があることや、もし、対人関係に苦手意識があるとしたら、そういったことも伝えられるといいかなと思います。
コーディネーターはそれを踏まえて派遣先を探しますし、派遣先もそれを理解したうえで、迎えてくれる可能性が出てきますから。
そして、良い派遣会社であれば、派遣中は特にコーディネーターが配慮してくれるでしょう。
「問題なく働けていますか?悩みはありませんか?」と電話連絡くれたり、派遣先まで様子を見に来てくれたりと。」
なお、こうした派遣会社の相談やマッチングのサービスはすべて無料となっていて、相談だけでやめても問題ありません。
大きな派遣会社だと、札幌から沖縄まで全国に支店があるので、支店で相談・面談することもできますし、
もし対面の面接に抵抗があれば、Web応募・電話面談も良いかもしれません。
応募の流れは、「アプリリゾート」という派遣会社を例に紹介しています。
アプリリゾートはWeb応募・電話面談が可能な派遣会社です。
派遣会社はリゾートバイトスタッフの味方
Webから応募をする際は、氏名、メールアドレス、電話番号などを入力するのですが、
だいたいすぐに派遣会社から電話が掛かってきます。
ここはスタート地点になるので、まずは電話に出て希望を簡単に伝えることになります。
でも緊張しないでください。最初の電話は、どんな職種や勤務地が希望から、いつ頃から働きたいかなど、ヒアリングがあります。
派遣会社は希望を親身に聞いてくれる、あなたの味方です。
しばらく、働いていなかったことも素直に伝えるほうが良いと思います。
またこの電話は、リゾートバイトを始める際の流れ等の説明をしてくれるためでもあります。
紹介された求人に対して、改めて希望を伝えて、別の求人にしてもらってもかまいません。
脱ニートチャレンジしやすいリゾートバイト
職種・仕事内容はできるものや慣れたものを選ぶ
いざリゾートバイトを始めようにも、できない職種にいきなり挑戦するのは少しハードルが高いかと思います。
なので、今までバイトをしたことがあるならそれと同じ職か近い職が良いでしょう。
コンビニ経験者なら売店、居酒屋経験者ならホールや調理場という感じです。
未経験を歓迎してくれる職場
派遣先には経験者を優先してほしい、という職場と、
未経験者を歓迎してくれる職場もあります。
未経験者歓迎の職場は、初めて出てもできるシステムが整っている、簡単な仕事が多い、人数が多くフォローしやすい、といったことがあります。
ただ、中には忙しくて誰でもいいからとにかく人がほしいという職場もあるでしょう。
派遣会社のコーディネーターに「忙しすぎる職場はちょっと…」と伝えておくのも良いかもしれません。
あらゆる職種で未経験者を歓迎していることが多いですが、
旅館の仲居や客室係は接客経験があるほうが良いかもしれません。
レストランホールや居酒屋は忙しい時間帯は、慣れないとあたふたしがちです。
ホテル・旅館ホールでよくあるバイキング形式だと割とラクだったりしますが
売店・裏方業務・スキー場レンタルなどは、精神的に比較的初心者向けかなと思います。
もちろん、職場によりますが!
自分に合った職場の規模は?
リゾートバイトには数百人宿泊できる旅館・ホテルもあれば、1日数組の民宿・ペンションまで規模は様々です。
派遣されるリゾートバイトスタッフが百人以上もあれば、1~数名ということも。
大人数に紛れるよりは、中規模から少数のスタッフが働く職場が良いかもしれませんね。
人間関係がアットホームな感じなことが多いです。
チャレンジしやすいリゾートバイト求人例
三重県売店スタッフ
三重県長島の花と緑と食のテーマパーク「なばなの里」で売店スタッフです。時給1000円、勤務時間13:00~21:00、月4~8日の休日です。
待遇は、一日三食付、寮費・光熱費無料、深夜・残業・休日割増有、個室寮で冷蔵庫・エアコン・寝具完備、共有はトイレ・風呂・テレビ・洗濯機・駐車場、最寄駅まで送迎バス有です。
友達同士の応募OK、未経験者歓迎というメリットがあります。
売店スタッフという楽で人気の高い仕事で1000円はかなり高時給です。
コンビニのような職種で、ホットスナックの調理・販売も行うようですが、実際のコンビニのように煩わしい料金支払い等の業務は存在しません。
労働時間も中に空き時間がなく通して働ける上に始業が遅いので朝ゆっくりできます。
個室寮なのでプライベートはある程度確保できますが、風呂・洗濯機等の共有部分では必ず他のスタッフを気遣うようにしていきましょう。
静岡県裏方業務
静岡県修善寺温泉の旅館で裏方業務の仕事です。時給1000円、勤務時間6:30~21:30の中で実働8時間、月4~8日の休日です。
未経験者歓迎、待遇は、一日三食付、車持込み可、個室寮でテレビ・エアコン・風呂・トイレ・キッチン・冷蔵庫・洗濯機・乾燥機・暖房・寝具完備で一部共有です。
旅館の裏方業務ですが、具体的には客室の布団の上げ下げ、館内清掃、洗濯等の業務になり、リゾートバイト初心者でも簡単にできる反面体力勝負というデメリットもあります。
勤務先によってはマルチな人材を求められるため、受付、料理の配膳、宴会の準備、調理補助もお願いされることがあるので心配な方は派遣会社の方に聞いてみると良いでしょう。
ニート状態からリゾートバイト・住み込みアルバイトへのチャレンジまとめ
最後に、人間関係において少し書いてみます。
私もそうですが人見知りをされる方もいると思います。
リゾートバイトに限らず人間関係は初めが結構大切だったりします。
初めが一番のエネルギーの出しどころかもしれません。
できれば、思い切って話しかけみる(私は苦手ですが、初め頑張るよう努力はしています^^;)
もしコンビニやスーパーから離れた勤務地であれば、お菓子やちょっとしたお酒等のみんなで分け合える差し入れのような物を用意すると最初の打ち解けが楽になると思います。
仕事の事では弱音や愚痴をこぼさないことも良いと思います。
人の弱音や愚痴に共感してあげるのは良いことですが、自分から言うとマイナス印象を与えかねませんので。
そしてリゾートバイトでは見た目ではなく仕事への誠実さや仕事の出来具合で結構異性からモテたりします。
経験もお金も出会いも全て手に入れるチャンスが眠っていることも。
よくあるのは怖いのは最初に一歩だけだった…ということです。
勇気を持って挑戦してみると良いかもしれません。
リゾートバイト・住み込みアルバイトで緩やかに社会復帰するために
未知を既知にしておくと、人間は不安が減るもの。
勤務先の人間関係・雰囲気を含めてできる限り把握しておきたいところです。
その点、派遣会社担当者は、このあたりの相談・不安には慣れている方々も少なくありません。
そこで、脱ニートからのリゾートバイト・住み込みアルバイトに行くなら、派遣会社を通じた応募が良いと思います。
リゾートバイト先への直接応募は控えて、派遣会社に登録・担当者に十分に相談しておく リゾートバイト派遣会社もできれば複数登録して十分情報収集する(しかも、余裕をもって早めに登録する)
リゾートバイト派遣会社は、全国に30社以上あります。ご存知でしたか?
リゾートバイト派遣会社一覧・比較・選び方や、主な派遣会社の詳細はこちらの記事が詳しいです。
- リゾートバイト派遣会社一覧、比較、選び方まとめ(2018版)
- アルファリゾートの詳細、評判・口コミまとめ-高時給の理由は?
- アプリリゾート(はたらくどっとこむ)の詳細レビュー・口コミ・登録から勤務開始までまとめ
(旅館・ホテルの求人を中心に探すなら→2アルファリゾート、旅館・ホテル以外も併せて探すなら→3リゾートバイト.comが良いと思います^^)
関連ページ
- 東京・都会生活に疲れたら考えたいリゾートバイトで田舎暮らし
- 東京に疲れた…都会にに飽きたり、雑踏が嫌になったら地方でのリゾートバイト・住み込みアルバイトにチャレンジを考えてみましょう。人生の楽園のように地方へ移住、カフェや農業で起業・独立も夢ではありません。
- 田舎移住を考えている人におすすめのリゾートバイト
- 人生の楽園のように定年後は地方への移住したい、地方でカフェや農業で起業・独立したい、うつ病・ニートからの社会復帰したい…などなど、理想のライフスタイルを実現する手段としてリゾートバイトを考えていきます。
- コミュ障でもリゾートバイトにチャレンジしたい人へ
- 人生の楽園のように定年後は地方への移住したい、地方でカフェや農業で起業・独立したい、うつ病・ニートからの社会復帰したい…などなど、理想のライフスタイルを実現する手段としてリゾートバイトを考えていきます。