ふるさとワーキングホリデー制度はリゾートバイト活性化の呼び水になるか?
ふるさとワーキングホリデー制度とは
各メディアで、
「総務省が“ふるさとワーキングホリデー制度”なるものを2017年度にスタートする」
と報道しています。
これは、首都圏など都市で生活する若年層が会社などで長期休暇をとって地方で働くというもの。
総務省によりますと、2016年度中にも関連予算を成立させ、モデル的に地方の取り組みを支援するそうです。
これってまるでリゾートバイト?
マスコミの報道によりますと、都市で働く若者が1週間〜1カ月ほど長期休暇をとって、地方の農業や製造業に就労することを意図しているそう。
都市から地方へ住み込みで働きに行くのなら…リゾートバイトも選択肢の一つとして当てはまりそう。
農業はリゾバでよくある選択肢だし、製造業に加えて観光業が入ってもよさそうです。
今、地方では人口減少が深刻です。
働き手が足りていないので、地方リゾバ業界にとってこれは救世主となるかも?
同制度としても、人口減少対策・地方の人手不足解消、消費の活性化、移住促進などの目的もあるそうです。
ふるさとワーキングホリデー制度…実は賛否両論
ただ、国民の反応は賛否両論のようで…。
「そもそもなぜ休暇にわざわざ働くのは変だ。」
「若年層を安い労働力として利用しようとしているだけでは?」
「田舎での生活を体験できる。」
「地方の労働力不足の改善につながる。観光もしてもらえそう。」
ワーキングホリデーは休暇がメインなので…
そもそも、“ワーキングホリデー”は仕事というよりは休暇を楽しむのがメイン。
働くのはホリデーを楽しむための資金を補完的に得るのが目的とされています。
一方で、“ふるさとワーキングホリデー”はどちらかというと仕事に重点が置かれている報道なので、「おかしいのでは?」という批判が上がっているようです。
今の話だと、ふるさとワーキングホリデー=リゾートバイトに近いかもしれませんね。
筆者としては、このふるさとワーキングホリデーが、真に若者にとって本人の意思が尊重され、「行く」「行かない」を選べるなら、良い制度になるかもと思います。
都市部の若者が地方を体感する意義
やはり、ずっと都市の生活、都市での勤務だけでは知見も経験も限定的になると思うからです。日本は、都市だけではなく地方があって初めて成り立っています。特に都市部出身で、都市部在住の若者には地方での生活・仕事に触れてみてほしいです。
それには、リゾートバイトはうってつけですし、このふるさとワーキングホリデーもよいかもしれません。特に、農業、酪農、観光業はお勧めしたいですね。
総務省としては、いきなり若者が地方に移住するのはハードルが高いということで、今回のようなふるさとワーキングホリデー制度をきっかけに、若者が地方の魅力に触れたり、つながりができるようにと、狙っているようです。
リゾートバイトはすでにその副次的効果を含む、先進的なものと言えるかもしれませんね。
実際、リゾートバイトを経験して、派遣先の正社員になったり、出会いがあり結婚して住み着く人も居らっしゃいます。
出会い目的でリゾバに行く人もいるくらいですから^^
婚活目的で行くのもありかと!
いずれにしましても、
将来的には報道されているように地方の人手不足解消、移住促進につながり、地方が元気になればいいなとも思います^^
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